持経宿〜証誠無漏岳〜奥・西・中・南八人山〜P1300mの縦走
2014/07/27

コースタイム
持経宿、6時50分-阿須迦利岳7時16分-証誠無漏岳07時55分-奥八人山9時45分-西八人山11時10分-中八人山11時25分-南八人山11時55分〜12時35分-1300mピーク13時20分-白谷林道14時50分-茗荷平事務所15時20分ーここまでの歩行時間、8時間30分
持経宿到着 16時30分

5時に起床して朝食、風がありやや雲ゆきはややこしいが、晴天より良いだろうと物事はいい方に解釈する
6時半、中前 偉氏を導師に勤行して登山の安全を祈る。初参加の立野栄弓さんは現在山彦山行の最年少だろう。
若い女子がいることは久々の事だ。
 
6時50分
登山開始、阿須迦利岳に向かっていきなりの急登、リーダーは少しペースを上げ過ぎた。
阿須迦利岳7時16分、山頂で服装調整の休息だが、気温は低く風があり涼しい
証誠無漏岳へ下り込み登り返す。最近玉岡憲明相談役が点検した小岩の鎖は前以上にシッカリとしている
小さな岩のヘツリ部分にトラロープが補助されているが、もう一つ安全度が低いと見て、太い根に舫い結びで付け替えた
これもできれば鎖に変えたい所だ。
  
7時55分
証誠無漏岳はスズタケが枯れ山頂は随分と広くなっている
村吉さん製作の道標には、新しく八人山方面が追加されていた。八人山コース尾根は単純だが、アップダウンで疲労度は多い尾根だ
小休止で地図から尾根を説明する
 奥八人山までの尾根は、スズタケが完全に枯れ、公園を歩くようだと川島代表の弁だが、コース取りは慎重を要する。1340mピークを越え、次の1320mピークは白谷山の分岐だ。此処を白谷山の頭と呼ぶことにした
この先の1182mピークへの下りは広尾根でコース取り注意点だ。わずかなマークが打たれているが、方向取りはコンパスを取ろう
 
開けた地点からは、南は転法輪岳、から行仙岳、笠拾山、地蔵山、四阿岳と見晴は最高だ、
北は山襞は美しいが、雲がかかり少し山座同定ができにくかった。釈迦ケ岳にも雲がかる
 
奥八人山手前で、南八人山からの下山目的の下り尾根が見晴らせる。どの尾根もくだれるだろうと、下り尾根はリーダーに任された。
鹿の食害がそうさしたのか、尾根は美しく歩きよいが、正面に奥八人山が見え出すと、その急傾斜に力が入る
 
コルに下り込んで登り返す。スズタケが無くなり随分と歩き良く成っているが、山の傾斜は変わらない
思い思いにルートを取って登った。丸い山頂は緑が美しい
9時45分 奥八人山
 奥八人山にて
奥八人山から100m下り150m登り返す。小さな小ピークまでの登り返しは、本日のルートの中で最大の急傾斜だろう
長い列に成って登るが、ピーク手前10mで西側を巻く。その向こうで小さなキレットが、今回の○危な地点だろう
キレットの上20m程度から斜面を巻いて、西八人山に向かうのが最大の近道だが、三人ほどは中八人山に登ってしまった
結果三人は、西八人山をパスすることに成った
 
下り                               登り

西八人山へは途中にリュックをデポして登った。西八人山は見晴はない
11時10分
 西八人山

デポ地点で小休憩してポーズを決めた
11時25分
中八人山は細い尾根に、二等三角点 点名、内原がある
行動食で休憩、南八人山に向かう。最後の上りが待つ南八人山、平均年齢が高いがペースは変わらない
 

 南八人山
南八人山11時55分
南八人山で30分の昼食タイムだが、風があり思ったより涼しい
北側が開けた南八人山、山座同定は思ったより出来なかったが、西八人山と中八人山が双耳峰として美しく見える
12時35分
下山目標尾根に入る。踏み跡はないだろうと思っていたが、獣道だろうか尾根は歩きよく、人工物も落ちていた
想像したスズタケはホトンドは枯れその勢いをなくし、極一部に最後の姿を見せていたが、距離にして20m程度か
1290m地点は、植林で下山目標のピークは分かりよい。ここで慎重にコンパスを取った
息の合う斉藤さんと二人の角度が完全に一致して、尾根を確定したが、念のため中前さんの大型GPSで位置を再確認した
 
途中に、少しだが痩せ尾根が有り通行注意か
 
13時25分
1300mピークから白谷林道への下山尾根は拍子抜けする美しい広尾根だ。それだけに方向取りに注意がいる
踏み跡もなく美しい尾根を下るが、最後までそうとは思っていなかった。
小さな10m位の岩が出た。全員懸垂下降はできるが、巻き道を探すと右手からやや急傾斜だが問題なく下れた
 

何処かにルートが有るのだろう熊檻がでた。下ると植林が有りルート取りができる事に確信が持てた
尾根先をどう下るか、川島代表と地図で検討したが、瀧本コースリーダー側がブッシュらしい
川島代表側は植林だった。結果尾根をまっすぐに下ると尾根先は3m程度削られた崖だが、川島代表が持参した20m補助ロープを出し安全をきした
  
14時50分
林道下山地点は、白谷林道分岐から2km地点だった
白谷林道分岐の上にある茗荷平・(奈良森林管理事務所)事業所小屋横に車をデポしておいた
(白谷林道、池郷林道等に入るには許可がいる。又白谷林道分岐はR425側ゲートから約2km地点です)
二台に分乗して、白谷池郷林道を持経宿まで移動したが、普通車では通行が難しく、榎本さんの車は底を何度も擦った
16時12分
小屋についた。新宮組が差し入れたスイカを斉藤さんが切り分け頂いた。これが最高で美味しい
最後に、登山者として最初につけたであろうトレースに満足して締めの挨拶をさして頂いた
 
瀧本記
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